コードは色んな指の形があり、覚えるの大変そうと思われがちですが、実はたった2つの形で、全てのメジャーコードが弾けます。
オープンコード(開放弦を含んだコード)のC、D、E、Gなど指の形が違うので、これだけ見ても、うわーなんかギターって大変そう!といきなり大きい壁が目の前に現れた感じがしますが、大丈夫です。コードの形をたった2つ覚えるだけです。
ギターは開放弦があるのでややこしいだけで、全然難しくないんです。ですので、このややこしい原因である、開放弦を無くした指の形で覚えれば、全てのメジャーコードを簡単に覚える事ができます。
まず1つ目の指の形ですが、5弦をルートにした指の形です。
そして2つ目は6弦をルートにした指の形です。
この2つの形を使い、あとはフレットの位置を移動するだけで、コードが勝手に変わってくれます。便利ー!!これでよく使う、CDEFGABのメジャーコードを作っていきます。
まずは良く使うCコードから。最初の5弦ルートの指の形を使って、人差し指を3Fに移動します。そうするとこうなります。
人差し指を3Fに移動すると、他の指は自然と5Fに来ます。これでCメジャーコードの出来上がりです。
そしてこの形のまま、次は人差し指を5Fに移動します。そうするとこうなります。
Dメジャーコードの出来上がりです。 形は崩さずフレットを移動するだけです。そして更に人差し指を7Fに移動するとこうなります。
Eメジャーコードの出来上がりです。ここまでハイポジションに来たら、フレットの幅が狭くなってくるので、ローポジションへ移動します。そしてここから6弦ルートの指の形が登場し、人差し指を1Fに移動します。
この指の形は、見覚えあると思いますが、Fメジャーコードです。6弦ルートはこの形のまま移動していきます。そしてこのまま人差し指を3Fに移動するとこうなります。
Gメジャーコード。開放弦を使ったGではなく、Fの形をそのまま移動しただけです。開放弦を使ったGと、音の並びは違いますが、使ってる音は全く一緒です。
そして、このまま人差し指を5Fに移動すると、
Aメジャーコードの出来上がりです。そしてこのまま人差し指を7Fに移動すると、Bメジャーコードになるのですが、ここであえて5弦ルートの指の形に戻します。
そうすると、人差し指が5弦2F、他の指は4Fの位置になります。
これも立派なBメジャーコードになります。 ここまで来たら、あとは人差し指を3Fに移動して、Cメジャーコードに戻ってきて、永遠に循環させる事ができます。
これで、CDEFGABのコードが弾けます。
♯系のコードにしたい場合は、♯は半音上がる、♭は半音下がるという意味なので、指の形をそのまま半音分(1フレット分)移動するだけです。
例えばC♯メジャーコード。
Cメジャーコードは人差し指が3Fで他の指は5Fです。C♯メジャーコードはそのまま半音分(1フレット分)移動するだけなので、人差し指が4Fで他の指は6Fに来ます。これでCメジャーコードが半音分上がり、C♯メジャーコードの出来上がりです。
ようは真横に移動するだけです。D♯も同様でDの位置から真横に移動するだけ。
6弦の指の形も同様です。F♯はFの形のまま真横に移動。G♯もGの形のまま真横に移動。
これを全部繰り返すと、全てのメジャーコードが押さえられます。たった2つの指の形だけで、♯系のコード含め、12個のメジャーコードが弾ける事になります。
大事なのは、
5弦ルートの指の形
6弦ルートの指の形
この2つの形を覚えるだけです。
色んなコードが弾けると、凄い楽しくなります。その楽しさがギター上達の源だと僕は思いますので、この2つの形を使って、弾けなかったコードの響きを楽しんでください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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